衝撃!!羽根のない風力発電のカラクリ

引用元:<http://wired.jp/2013/04/04/bladeless-wind-turbine-ewicon/

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羽根も可動部もない風力発電「Ewicon」

風力タービンの大半は、風のもつ運動エネルギーを羽根を回す機械的エネルギーに変え、その羽根の回転で電気エネルギーを生み出すことで発電する。これに対してオランダのデルフト工科大学で開発されている「Ewicon」は、風力エネルギーから直接電気エネルギーを生み出すことができる。Ewiconとは静電風力エネルギー変換器(Electrostatic WInd Energy CONverter)を略したものだ。

この方式では、荷電粒子を風で電界の反対方向へ移動させることで発電が可能になる。装置は絶縁管が約40列並ぶ、巨大なテニスラケットのような鉄のフレームで構成されている。それぞれの管には複数の電極とノズルがあり、ここから、プラスに帯電した水を空気中に放つ。このプロセスは「エレクトロ・スプレー」と名付けられている。

プラスに帯電した粒子は普通なら陰極に向けて移動する。しかし、風によって陰極から離れる方向へと粒子を押させるならば、ちょうど重力に抗して岩を山の上まで押すのと似たかたちで、電気的な位置エネルギーが増加する。こうして増加したエネルギーを集めるわけだ。このシステムで生み出されるエネルギーの量は、荷電粒子を噴霧するコーンの数と風の流量に左右される。

システム全体には、バッテリー、インバーター、高電圧直流送電、ポンプ、および帯電システムが含まれる。すべてのコンポーネントは、セラミック絶縁体で支えられた金属板の上に置かれている。この絶縁された金属板がコンデンサーの役割を果たし、帯電した水滴を放出することで電気を蓄える。

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「羽根のない~」という謳い文句を聞くと、ダイソンから発売された「羽根のない扇風機」という画期的な製品を思いつくが、今度はなんと「羽根のない風力発電機」!!

 

従来の風力発電機といえば、海や山に設置される巨大な羽根を動かすことによって発電をするものでした。羽根の大きさだけで数十メートルのものもあります。

 

羽根のない風力発電の登場により、今まで設置することができなかった場所にも置くことが可能になるため、今後さらなる普及が期待されます。

 

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