引用元:<http://wired.jp/2013/03/05/skin-printed-electrodes/>
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タトゥー形式で皮膚に貼付けるマイクロ電極
皮膚に貼りつけるタイプのシリコン電極が、数週間以内に発売される予定だ。厚さは0.8マイクロメートルで、髪の毛の直径の1/1,000ほどだ。医療情報の測定方法が変わるだけでなく、新しい形のユーザーインターフェイスが可能になるかもしれない。
このシステムは、シリコンウエハを使って肌にスタンプするか、あるいは水溶性のポリヴィニールアルコール層を使って貼りつける。その後、スプレー式の包帯をかぶせて保護と防水を行う。2週間ほどすると、皮膚小片の自然な剥離に従って、自動的にはがれる。装着されているときは十分な耐久性もあるという。被験者の肌を繰り返し伸縮させ、どこまで耐えられるか確かめたところ、500回の繰り返しにも、洗浄にも、問題なく持ちこたえたという。
このシステムは、導電性ゲルを使って肌につなげていたこれまでの電極よりはるかに便利だ。また、心電図など高分解能の生体電位測定で、これまでよりも正確で多くのデータを得られる。
このような技術は、インプラント用のデヴァイスや、連続的な心電図や、温度と水和の正確な測定など、さまざまな健康情報のモニタリングにおいて、多くの可能性がある。
それだけでなく、ユーザーの筋肉からの信号を利用するバイオニック・インターフェイスとして、ヴィデオゲームやドローン制御などにも使えるだろう。
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一般的には、タトゥーいわゆる刺青はどこか強面の方もしくは反社会的な方がファッションとして入れているイメージですが、今回のタトゥーはマイクロ電極を備わったかなりハイテクものなです。
記事内では、将来的な応用例として、医療面での活用が期待されていますが、さらなる技術の進歩によって、タトゥー内に様々情報(=例えば、電子マネー、個人情報など)を搭載することができれば、私たちの生活はより便利になっていくのかもしれません。
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