アメリカの若き発明家たち

引用元:<http://jp.techcrunch.com/2013/04/23/201304223-awesome-and-inspiring-inventions-from-the-white-house-science-fair/

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ホワイトハウス・サイエンスフェアで表彰された感動的発明3点

 

アメリカの若き天才の何人かが今日(米国時間4/22)、毎年恒例のホワイトハウス・サイエンスフェアで表彰された。毎春ホワイトハウスでは子供たちを招待し、主に市販の材料から作った生活を一変させる革新的発明を披露する場を提供している。

 

私は毎年この話題を報じているが、才気あふれる子供たちが世界的問題に取り組む姿勢に感動せずにいられない。「大統領の公的な立場で言わせてもらうが、これは本当にクールだ」とオバマ大統領は言った。

 

本誌では、感動的ですばらしいプロジェクトを3点選んで以下に要約した。
1. 3Dプリンター製、脳波制御義手 ? 17歳のEaston LaChappelleは、脳波制御方式による義手を、3Dプリンターで安価に複製した部品を活用して250ドルという低価格で実現した。

 

下のVineのビデオで、若者が製品レベルの脳波検知デバイス、Neuroskyを使ってロボットアームの握手するところを見ることができる。LaChappeleは私に、この義手はまばたきと脳波を使った高度なシステムによって制御されていると説明してくれた。

 

Neuroskyは、さまざまなレベルの精神集中度やまばたきを検知する。例えば両目をまばたきすることで腕を収縮する準備をし、集中度のレベルによって収縮の度合いを調節する。高度なソフトウェアがユーザーの日常行動パターンを学習することによって、昼頃にはランチを食べる、といった特定の時間の動作を容易にしている。

 

2. がん検出装置 - Googleグローバル・サイエンスフェアの勝者、17歳のBrittany Wengerは、初期がんの検出精度を劇的に高める低価格な手法を発見した。Wengerのプロジェクトは、ヒトの脳のニューラルネットワークをモデルにしたコンピューター処理を利用して、皮膚標本のがん検出精度を99%にまで高め、医師が早期治療によって命を救う手助けをする。ソフトウェアはクラウド上に置かれており、多くの医師がデータを供給するほど精度が高くなる。

 

「人工知能に出会った時、私はすぐに心を奪われました。翌日家に帰ってプログラミングの本を買い、独学することを決心しました」と彼女は言った。中学1年生以来、この大志ある若き科学者は、主としてウェブと身近にいる先生の助けを借りながら高度な人工知能を独学で習得した。

 

3. 触知サウンドデバイス ? カリフォルニア州の中学2年生、Jonah Kohnは、聴覚障碍者が音楽を楽しむための触知型サウンドデバイスを開発した。

 

音が実際に皮膚の振動を通じて伝わることを、Kohnは自分のエレキギターをかみしめた時に発見した(若さと実験的精神の意味を思い出してほしい)。

 

この発見は、同じ体験が聴覚障碍者に役立つのではないかというヒントをKohnに与えた。「彼らは自分では聞こえなくても歌のメロディーをハミングすることができるんです」とKohnはホワイトハウスで科学ジャーナリストのBill Nyeに言った。

 

彼のプロジェクトに関連した研究によると、聴覚障碍のある被験者の自己採点による音楽品質が93%上昇したという。

 

多く参加者が、科学に対する驚くべき精神力と打ち込む姿勢を見せた。16歳のJack Andrakaも高精度のがん検知システムを開発したが、大学の研究室を利用させてもらえるまでに99回頼んだという。

 

「君たちが高校で何をやっていたか私は知らない。Jackがやっているのがそれだ。私が高校でやっていたことよりすばらしいことだけは確かだ」と大統領は冗談を言った。

 

さらにオバマ大統領は、AmeriCorpsとの共同によるテクノロジー業界指導プロジェクト、US2020を発表した。これはCiscoをはじめとする諸企業が2020年までに、従業員の20%が20時間以上を指導や教育に費やすことを誓約するものだ。

 

悲しみにくれた一週間だった。しかし、われわれが直面する挫折の数だけ次の世代が世界をさらに良くしようと奮闘しているのだと知るのは喜ばしいことだ。

 

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注目すべき点は、こうした素晴らしい発明は、高価な最先端の器具に囲まれた一流研究機関で生まれたものではいないこと。

 

そしてその世界に革命をもたらすクールな発明・研究は知的好奇心と探求心に満ち満ちた高校生くらいの若者たちが市販の材料を活用して生み出したものである。

 

彼らたちの姿勢と独創性には、日本のお家芸であるモノづくり再建に大きなヒントが隠されているのかもしれない。

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