引用元:<http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_260311>
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人工知能わなでニホンジカ初捕獲 県、富士見の遊休農地で実験
県諏訪地方事務所は28日、富士見町の遊休農地に設置した人工知能(AI)を活用した囲いわなで、25日にニホンジカ1頭を初めて捕獲したと明らかにした。一度に多数の鹿を捕獲できる構造で、あらかじめ設定した頭数が柵内に入ると入り口の門が落ちる。今回は警戒心の強い鹿が柵内に入るかどうかを試すことが主目的で、林務課の担当者は「内部に誘い込む工夫をさらに重ねたい」としている。
わなは高さ約2・5メートルの柵で囲ってあり、内部の広さは約28平方メートル。入り口近くに設置した赤外線センサーでAIが鹿の数を感知し、設定した頭数に達した所で門を閉じる。9月にわなの内外に鹿の餌となる牧草の種をまいて育てるなど準備を始め、11月1日から門を開けた。
当面は鹿が実際に入り込むかどうかを試す必要があるとして、1、2頭入った段階で門が閉まるよう設定。25日朝にわなの見回りをした地元猟友会員から町役場を通じて諏訪地事所に連絡があり、現地で確認した。捕らえた鹿は体長約150センチ、体重約70キロの雄の成獣で、殺処分した。
わなはニホンジカの効果的な捕獲方法を探る実証実験の一環。諏訪地事所によると、わなの外には牧草を食べる鹿の群れが確認されており、林務課は「わなに慣れるまでに1カ月ほどかかった。わなの外に生えた牧草を刈り取るなど入りやすい環境を整えたい」としている。捕獲は12月10日まで続ける。
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