引用元:<http://irorio.jp/sophokles/20140214/112504/>
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ナイフで切っても、放っておけば元通り。自己修復する画期的な樹脂を、イリノイ大学が開発
米国イリノイ大学のニュースリリースによれば、同大学の材料工学科教授Jianjun Chengをはじめとする3人の研究者グループが、自己修復する画期的な樹脂を開発したとのこと。
この新しい樹脂は尿素樹脂(ユリア樹脂)の一種で、ゴムのようによく伸びるもの。YouTubeに投稿された動画を見てもわかる通り、樹脂の小片にナイフで深い切り込みを入れても、室温で一日放っておけば元通りになっている。
しかも、ただくっついているというのではなく、完全に元に戻っているから、どんなに引っ張っても切れない。同大学のニュースリリースによれば、極限にまで引っ張ると一度切った場所でなく、別の場所から切れてくるとのこと。
これだけしっかり自己修復するのには理由がある。物体を作っている分子には、分子間力という力があり、その力で分子が集まることで1つの物の形を作っている。
イリノイ大学の研究者は、この新素材を開発する際に、「市販のポリマー素材の分子構造をあれこれいじる」ことによって、分子間力が及ぶ距離を長くした。だから分子間力がよく働き、切断面を押しつけるだけで完全に一体化してしまうのだ。
ちなみに尿素樹脂(ユリア樹脂)は、ブラジャーや水着、自動車のシート、医療器具などに広く使われている。自己修復する新素材の、活躍の場は多そうだ。
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今後、商品化されるのが楽しみです。
ユニクロとかが採用して、ヒートテックばりのヒット商品を再び生んでほしいですね。
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