引用元:<http://irorio.jp/yukikomatsuoka/20140602/139490/>
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インテル、3Dプリンターで製作するオープンソース型ロボを発表
米半導体メーカーのインテル(Intel)が、オープンソース型のロボットを発表した。
この先10年のロボットの未来像を模索
インテルでは、「21世紀ロボット・イニシアチブ(21st Century Robot initiative)」を設立し、未来学者のブライアン・デビッド・ジョンソン(Brian David Johnson)氏を中心に「この先10年のロボットの未来像」を模索してきた。
ジョンソン氏は、この研究の一環としてJimmy(ジミー)というロボットを製作。
ロボットの人工知能はアプリケーションベースでプログラミングする仕組みとなっており、筐体は3Dプリンターでの出力を想定しているのが特徴だ。
アプリケーション化することで、高度なプログラミング技術がなくとも、スマートフォンアプリの設計やカスタマイズと同じような感覚で人工知能を開発でき、3Dプリンティングによって、ロボットの形や大きさを自由にデザインできる。
3Dプリンティング技術やオープンソースのハードウェア・ソフトウェアを活用すれば、自由自在にカスタマイズしたロボットを製作できるというわけだ。
ロボット製作のオープンソースコミュニティを形成
ジョンソン氏は、Jimmyの設計ファイルをオープンソースとして、近々ウェブサイトに公開する予定。
このファイルをダウンロードし、ロボットの形や大きさをデザインして3Dプリンターで出力し、有償の専用キットにあるモーターやプロセッサーといったガジェット類を組み込めば、ロボットが出来上がる。
「21世紀ロボット・イニシアチブ」では、この試みを通じて、誰もが自らのイマジネーションをロボットのデザインや人工知能として実装し、みんなで共有し、高め合う、オープンなイノベーション文化を醸成したい考えだ。
3Dプリンティングを活用したオープンソース型ロボットの広がり
3Dプリンティング技術を活用した、オープンソース型ロボットとしては、小型ロボット「NAO」や、仏彫刻家Gael Langevin氏が開発した「InMoov」などが先行している。
インテルがサポートするこの新しいコミュニティによって、「ロボット製作におけるオープンソース化」が今後どのように広がっていくか、興味深い。
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昔のCMのキャッチフレーズ「インテル、入ってる」でおなじみの半導体メーカーインテルがついにロボットビジネスへ参入。
高度なプログラミング技術がなくとも、スマートフォンアプリの設計やカスタマイズと同じような感覚で人工知能を開発でき、さらに3Dプリンティングによって、ロボットの形や大きさを自由にデザインできるというのがどうやら目玉らしい。
かつてマイクロソフトと組んで、巨大な市場開拓をしてきたインテルが、今度ロボット業界でも一大旋風を巻き起こせるのかどうか大注目です。
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