超音速旅客機への夢、まだ諦めず!

引用元:<http://ennori.jp/news/article/1834

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NASA が超音速旅客機を開発中 ― ソニックブーム低減のポイントは、エンジンの位置

 

2003年10月24日、マッハ2.04で巡航可能な超音速旅客機「コンコルド」は最後の営業飛行を終えた。

 

だが、NASA は新世代の超音速旅客機実現に向けたソリューションの開発を止めてはいなかった。同団体は、超音速旅客機を運用していく上で最大の課題となる「ソニックブーム」低減に向けた取り組みを続けている。

 

「ソニックブーム」とは、超音速で飛行する物体が上空を通過した際に、地表で観測される爆発音のような大音響。ソニックブームが引き起こす騒音問題は、超音速旅客機普及の妨げとなってきた。この課題を解決するために、NASA はソニックブームを低減可能な機体形状について研究をしている。

 

NASA の開発する超音速旅客機の形状コンセプトは、従来同様、細い機首、流線形の機体、三角翼によって特徴付けられるもの。では、従来のデザインと NASA のデザインはどこが異なっているのだろうか?

 

その1つの回答が、NASA 産業パートナーであるボーイングによる提案。従来の航空機デザインとは異なり、エンジンは翼の上部にマウントされている。

 

NASA ラングレイ研究センターの Coen 氏はこの形状について、次のように説明している。

「エンジンの設置場所は、ソニックブーム低減を達成する上で、非常に重要なパートを占めている。エンジンをこれまで通り翼の下に取り付けた場合、衝撃波が地表に拡散しないよう、翼の形状を丁寧に調整しなければならない。

 

一方、エンジンを翼の上に取り付けた場合には、衝撃波は上空に向けて拡散するので、地表には影響を与えにくい。だが、エンジンを翼の上に取り付けると、エンジンのパフォーマンスが低下するという欠点がある」

 

もう1つの産業パートナーロッキード・マーティンは、翼下に2機、翼の中心に1機のエンジンを搭載したデザインを提案(写真:本記事冒頭部分)。機体の形状を丁寧に作り込むことでのソニックブーム低減に向け、NASA と協働しているという。

 

NASA はここ数年の研究により、新世代の超音速航空機は実現に近づきつつあり、近い将来実用化される可能性があるとしている。実用化されれば、例えば東京―ロサンゼルス間が5~6時間程度で結ばれるかもしれない。

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元祖・超音速旅客機「コンコルド」の引退により、超音速旅客機の開発は終わったのかと思ったら実はまだやってたみたいです。

 

東京ーロサンゼルス間が5~6時間っていうのはかなり魅力的なんですけど、乗るにはややビビッてしまいますね。

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