引用元:<http://japanese.engadget.com/2015/02/23/olpc-xo-infinity/>
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OLPCの新型 XO-infinity 発表、子供と成長するモジュラー型コンバーチブルタブレット
安価な教育用コンピュータを開発・配布する非営利団体OLPCが、モジュラー式の新モデル XO-infinity を発表しました。カメラやバッテリー、無線などのモジュールを必要に応じて簡単に組み替えられることが特徴です。
心臓部にあたるコアモジュールも軽いアプリ向けのARMベースや、フルデスクトップ Windows / Linux も動くx86ベースが用意され、子供の成長と教育上の必要にあわせて変更できます。
上の画像は XO-infinity 本体の背面画像。モジュール化されたPCの各機能がカラフルに色分けされています。オレンジはワイヤレス(無線LAN、3G/LTE/WiMAXなどのWWAN)、ブルーはバッテリー、マルーンはカメラ、グリーンはコア(CPUやメモリ、ストレージなど)、1番手前にはスクリーンといった、交換可能な5つのモジュールがあります。
製品のカテゴリは異なりますが、Googleのモジュール式携帯電話 Project Aura のコンセプトと非常によく似ています。
発表した One Education(OLPC Australia)によると、XO-infinityは4歳の子供でも組み立てや組み換えが可能なコンバーチブルタブレットとして設計されています。
本体の各機能がモジュール化されているおかげで、たとえば10歳未満の子供向けには、Androidの子供向け・初等教育向けアプリを動かすためのARMプロセッサ内蔵コアモジュールを提供しておき、高学年になりリポートや文章執筆の課題が多くなれば、LinuxやWindowsを動かすx86プロセッサ内蔵コアモジュールに交換できます。
また、子供の成長に合わせてタブレット型にキーボードを追加してノートPC型として利用できるなど、機能の追加や各モジュールのアップグレードができるため、同じ本体を10年間使い続けられることを目指しています。
開発元のOneEducationでは、数週間以内に詳細な技術仕様を公開する予定。現在はコンセプトながら、実際に動作する XO-infinity プロトタイプの開発は順調に進んでおり、今年の後半にクラウドファンディングを実施予定としています。
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生産者にとっても消費者にとってもやさしい製品だと思います。
最近、トヨタやVW(ヴォルクスワーゲン)などの各製造メーカーで唱えている「モジュール」デザイン。部品共通化を通じて、お客さんの細かな要求に素早く対応するとともいに生産性を高めるという大きな流れが生まれています。
この流れが主流になっていくかどうかは要注目だと思います。
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