引用元:<http://nge.jp/2016/01/15/post-129651>
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ウェアラブルに話しかけて離れた車に指示をする。ボルボとマイクロソフトがリモート音声コントロールを実現
ある寒い朝……。
あなたは部屋の窓から、駐車場に停めてある、車内は冷え切っているであろう愛車を見つめながら、手首に装着したウェアラブルデバイスに向かって呟くのだ。
「暖房よろしく」
すると、駐車場の愛車は、主人が乗る前に車内を暖房で暖めておいてくれる……。
こんなことが、もう、今年から始まるのだ。
ボルボは今年の春から、『Volvo on Call』の顧客に対して、『Microsoft Band 2』を介した音声コントロールの機能を提供する。
ウェアラブルデバイスを通して車に話しかける
ボルボが提供する音声コントロールの機能は、アプリ『Volvo on Call』を、ウェアラブルデバイスからの音声指示で利用する事で実現している。
このウェアラブルデバイスには、腕時計型の『Microsoft Band 2』が採用される。
ユーザーは手首に装着した『Microsoft Band 2』に話しかけることで、ボルボ車を遠隔操作できるのだ。
例えば、ナビゲーションを設定したり、ヒーターを付けておいたりできる。
また、ドアのロックを解除したり、ライトの点滅を指示したり、あるいはクラクションを鳴らすことなども可能だ。
まぁ、これらの遠隔操作を音声コントロールする事がそれほど便利かと言われれば、どうしても必要と言う程の利便性でもない。いずれの機能も、車に乗ってから直接操作しても、さほど不便とも思えないからだ。
しかし、これらの機能は足がかりに過ぎない。市販されている自動車において、ウェアラブルデバイスを使って遠隔操作することが実用化されることを考えると、今後の展開を期待させてくれるからだ。
カーライフを楽しくするテクノロジーへ
実際、今回のボルボとマイクロソフトの共同開発によるリモート音声コントロールの実装は、次世代の自動車テクノロジーへの野心的な第一歩なのだという。
ボルボが目指すのは、最新テクノロジーによって、カーライフをシンプルかつ便利にすることだという。
従って、同社にとってのイノベーションは、テクノロジーありきではなく、ユーザーの利便性や安全性、そして楽しさを追求するためのものになる。
その手始めとして、手首に装着したウェアラブルデバイスで、車と会話してみて欲しいと提案しているのだ。
また、マイクロソフトも、ボルボと協力することでドライバーの安全性や生産性を向上させることを、目指しているという。
残念ながら、『Volvo on Call』の日本導入時期は未定となっているが、ボルボに限らず、ウェアラブルデバイスで愛車と会話できるようになれば、カーライフの楽しさが広がることは期待できそうだ。
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近いうちには必ず実現できそうですね。
声というインターフェイスはかなり強力ですし、手軽で便利なので、人工知能の発達によって今後の主流になっていきそうな予感です。
でもまずは、自動運転車でどこの自動車メーカーもしくはベンチャー企業が覇権を握るのかについて要注目ですね。
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