スウェーデンでも自動運転×電気トラックが始動![動画あり]

引用元:<http://thebridge.jp/2017/04/meet-t-pod-an-autonomous-electric-truck-that-can-also-be-controlled-remotely

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スウェーデン発遠隔操作もできる自動運転の電気トラック T-pod

 

スウェーデンのある企業が本日(4月7日)、運転手のいらない電気トラックを市場に投入するという野心的な新プロジェクトを立ち上げた。有害排出物の削減を見込んでいる。

 

Einride は、単なるトラックではなく、未来的なスタイルを備えた T-pod という車両からなる「新しい輸送システム」を売り込んでいる。同社は T-pod がトラック産業全体を変え、「人類の持続可能性を向上させる」としている。

 

Einride は大胆にも2020年までにスウェーデンで200台の T-pod を稼働させることを目標とし、すでに「パートナーとクライアント」との間で計画の60%にあたる契約を締結したと述べている。同社はスウェーデンのヨーテボリとヘルシンボリ間で最初のルートを発足させ、初期システムでは毎年200万枚以上のパレットを運ぶ予定。

 

各ポッドは長さが23フィート(7メートル)で、15枚の「標準」パレットを積載でき、最大積載量は20トン。ポッドは1回の充電で124マイル(約200km)走行可能。Einride は現在互換性のある充電ステーションを開発中だ。

 

動作原理

実は T-pod はハイブリッドな無人運転アプローチを採用している。高速道路では完全な自動運転だが、都市の主要道路に入った時点で遠隔操作に切り替わり、専用の「ドライバー」によって別の場所から制御される。基本的には、高速道路の走行中は1人のドライバーが複数のポッドを担当し、必要な場合にのみ遠隔操作で自動運転に介入する。一方でトラックが都市の道路を走行中の場合は、ポッドごとに1人のドライバーが担当する。

 

遠隔操作とはいえ T-pod を操作する人間が必要なため、車内で実際に運転するのと比べてどれだけ効率が良いかはまだはっきりとしない。しかし Einride は、期待できるメリットを次のように述べている。

 

Einride システムは環境に優しいだけでなく、交通の安全性の向上や新しい雇用の創出、顧客にコスト効率の高い輸送手段を提供します。T-pod は最も効率の良い選択肢です。トラック充電中にドライバーがその場にいる必要や、家族や友人から遠く離れて過ごす必要がなくなり、また、顧客の物流網全体がより柔軟になります。

 

同社はまた、VentureBeat に以下の CG イメージを明かしてくれた。このモックアップは T-pod 完成時の外観を表したものだ。

注目すべきは、ポッド内部に人間が座るための物理的なスペースがない点である。完全に自動運転と遠隔操作を前提に設計されている。そして、Einride のコンセプトデザインによると、窓が一つもない。(自動運転車には必要ない?)

 

Einride の CEO である Robert Falck 氏は次のように述べている。

「当社のビジョンは、良い影響をもたらすグローバルなサプライチェーンインフラを実現し、あらゆる人々の生活を向上させることです。単にカーボンニュートラルを達成するだけでは私たちの役割を果たしたとは言えません。むしろプラスになるような目標を設定し、設計プロセスを進めています。輸送業で働く人々の生活を改善しているか、交通事故を減らしているかなど、当社のシステムのすべての要素は、地球に何らかの良い影響をもたらすことを目標としています。」

 

最近ではかなりの数の(電気自動車ではない)自動運転車のスタートアップが登場している。今年初め、Embark は高速道路用の自動運転システムをローンチし、自動運転トラックの頭脳となることが期待されている。同システムは Einride と同様、高速道路のみでの自動運転を目指している。Embark のトラックが都市部に入ると、システムに代わって、トラックに乗車している運転手が運転を行う。また、Uber 傘下の Otto は、10年以内に米国の高速道路で自動運転トラックが実用化するものと見ている。ただし Uber と Otto は特許侵害により Alphabet の怒りを買っている最中だ。

 

Einride は自己資本の企業で、一部の民間投資を受けているものの、投資家名や金額を明らかにしていない。

 

Einride の COO である Filip Lilja 氏はこう加えた。

「Einride は既存の輸送チェーンを根本から変えています。

長距離トラックを所有する大企業は効率を上げるためにトラックの大型化を続け、結果としてさらに排出量を増やしています。当社はコスト効率に優れるだけでなく、輸送業界の環境負荷を劇的に低減する安全なソリューションを構築することで、こういった現状を変えていきたいと思っています。」

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海外のこうしたニュースをうけると、がんばれ日本ってしか言えないですね(笑)

 

毎度のパターンで、日本が本腰をいれた頃にはもう欧米勢が主戦場を押さえてそうですね。

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