引用元: <http://gigazine.net/news/20170919-pi/>
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スマホを近くに置くだけで複数台へ同時に給電できるワイヤレス充電端末「Pi」
iPhone 8がワイヤレス給電に対応したことで、ワイヤレス充電機能が本格的に普及するきざしが出てきましたが、依然として専用パッドの上に載せなければいけないという欠点があります。
スピーカーのような形状の端末「Pi」は、スマートフォンやタブレットなどを付近に置いておくだけで複数台の同時充電ができ、充電の手間を一気に減らす可能性を秘めています。
円錐の頂点をカットしたような特徴的なデザインのPi。
Piはワイヤレス給電に対応する周囲の端末に、無線で電力を供給できる充電端末です。
原理は一般的な電磁誘導を利用したワイヤレス給電システムを採用。
ただし、専用のパッドを使う事なく周辺の端末に電力を供給するために、数学的問題の解決が不可欠だったとのこと。
この難題を解決したのは、MITでポスドクを勤めるリシン・シー氏とMITスローン経営大学院のジョン・マクドナルド氏。アルゴリズム開発や磁場を作り出す専用部品を開発するために3年半を要したそうです。
Piは周辺にある最大4台の端末を同時に充電可能。複数台の充電でも1A以上で電力を供給できます。
iPhone 8など、Qi規格の準拠している端末であれば充電可能。
Qiに対応していない端末には、専用のワイヤレス充電ケースが用意される予定です。
12インチ(約30センチメートル)離れたところからでも充電可能なので、ワイヤレス充電中でも端末を使用することができます。
机の上に置かれたベースステーションのPiの回りに、端末を置いておくだけでワイヤレス充電が可能。充電するためにケーブルを接続したり、専用パッドの上に置いたりという作業は必要なくなります。
充電ステーションとなるPiは、将来的にはAmazonのEchoやGoogle HomeのようなAIアシスタントスピーカーに統合されれば、部屋中の端末から充電の手間をとりさってくれる可能性がありそうです。
Piは2018年中に200ドル(約2万2000円)以下の価格で発売される予定。
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今のところ最大4台同時充電が可能ですけど、将来はもっと充電できる台数が増えるんでしょうかね。