引用元:<https://www.gizmodo.jp/2018/08/portable-lumipen-the-university-of-tokyo.html>
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高速移動するものを追いかけプロジェクション・マッピングし続ける! 東大が開発した小型ダイナミック・プロジェクター「ポータブルるみぺん」
ゴキブリ追跡もお手の物。
東京駅やビッグサイトなどで行なわれて話題となった、大きな建造物にアニメ化した画像を投影するプロジェクション・マッピング。見るものを幻想的な世界に誘ってくれる、ステキなエンターテイメントですよね。でもアレ、止まった物体相手じゃないと上手く表示できません。
ですが最近は、動いているものを追いかけて投影し続ける「ダイナミック・プロジェクション・マッピング」なるものも作られているってご存知でした?
東京大学の石川妹尾研究室が開発しているプロジェクター「ポータブルるみぺん」は、1秒間に1000フレームで対象を追跡し、どんなに素早く動いてもほぼ遅れを取らずイメージを投影することができるんです。
面白いのは、ただ動くものを追いかけるだけではなく、手を握った動きなどジェスチャーに応じて表示を変更することが可能なところ。高速移動するGも難なく追跡しますし、ユーザーが指をさす動きに応じてポインターのように動くなど応用力がハンパないですよね。
公式サイトによりますと、これは同研究室がソニーと共同開発した積層型ビジョンチップが高速画像処理を行ない、高速視線制御ユニットを使うことで高速処理と小型化に成功したとあります。
いずれはモバイルやウェアラブル・デバイス、それにドローンなどにも搭載されるだろうとのこと。おそらくよほどの超高速でなければ、投影する側もされる側も、両者が動いていても問題ないと思われます。
たとえば自撮りをするとき、顔に光のエフェクトを投影したり、ドローンでステージ上のミュージシャンを追いかけて、光の衣装を何着も着替えさせてみたり、逃亡犯の頭上から常にマーカーを投影したり、ちょっと考えただけで何通りも使い方が思いつきそうです。将来「ポータブルるみぺん」がどう利用されるのか、楽しみですね。
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エンタメとかにいろいろと活用できると面白いものができそうですね。