警備もドローンにおまかせ[動画あり]

引用元:<https://jp.techcrunch.com/2018/09/08/2018-09-06-vtrus-launches-drones-to-inspect-and-protect-your-warehouses-and-factories/

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倉庫と工場を検査し警備するドローンをVtrusが発表

 

倉庫や施設で何が起こっているかを知ることは、もちろん多くの業界にとって重要なことだが、定期的な点検を行うには時間と費用と人員が必要だ。ならばドローンを使わない理由があるだろうか?Vtrusは、コンピュータビジョンを使用して、コンパクトなドローンを室内で安全に飛行させることができるだけでなく、検査係や作業者が参考にすることができる室内の様子の詳細な3Dマップを、自律的かつリアルタイムに作成する。

 

Vtrusは、TechCrunch Disrupt SFで、Startup Battlefield Wildcardカンパニーとして、そのハードウェアプラットフォーム(現在はプロトタイプ)と、独自のSLAM(simultaneous location and mapping:位置決めとマッピングを同時に行う)ソフトウェアを発表した。

 

セキュリティや外部撮影などを行うドローンベースのサービスは既にいくつか存在しているが、VtrusのCTOであるJonathan Lenoffによれば、それらはエラーに対して大きなマージンを持って動作しているために、なんとか実用になっているのだと話した。開いているドアや、フェンスの向こうの侵入者を探しているときに、こちらが高さ7.6メートルから見ているのか、あるいは7.9メートルなのかは問題にならない。しかし、倉庫や生産ラインの中では、1インチ(約2.54センチ)単位の違いが重要であり、イメージングはさらに細かい単位で行われる必要がある。

 

その結果、照明の配線をチェックしたり、高い位置の歩行通路の下部にある錆を調べるといった、危険で面倒な仕事は人間によって行われる必要があるのだ。Vtrusは、こうした人たちの仕事を奪うのではなく、危険から遠ざける手助けをすることになるだろう。

 

現段階ではABI Zeroと呼ばれているこのドローンは、通常のRGBカメラから360度カメラ、そしてstructured-light方式の奥行きセンサーに至る様々なセンサーを備えている(structured-light方式というのは別の方向から当てたプロジェクタによるマークをカメラで撮影することでキャリブレーションを行う方式)。離陸するとすぐに、ドローンはその環境の詳細なマッピングを開始する。毎秒30回、1回あたり30万箇所の深度を計測し、他のカメラからの情報と統合して周囲の詳細なマップを構築する。

 

もちろん、この情報を利用してドローンは飛行するが、データはwi-fiを介してリアルタイムに、ベースステーションとVtrus自身のクラウドサービスへとストリーミングされるので、オペレーターと検査係はそこに対して情報アクセスを行うことができる。

 

彼らが利用しているSLAM技術は社内で開発されたものだ、CEOのRenato Morenoはその原理のいくつかを用いた会社を設立し、FacebookとOculusに対して売却したりもしている。だがイメージングならびにプロセッシングパワーの改善により、従来よりも遥かに速く詳細に処理を行うことが可能になってきた。もちろん、人間と貴重な在庫でいっぱいの屋内空間を飛んでいるドローンでも事情は同じだ。

 

フル充電の状態で、ABIは約10分間飛行することができる。そう聞くと、あまり凄そうには聞こえないが、大切なことは高い位置に長時間留まることではない。そこを最初から狙うドローンは多くない。そうではなく如何に素早く空中に復帰できるかというところから始めるのだ。そこに登場するのが特別なドッキングと充電の仕組みだ。

 

Vtrusのドローンは小さな箱から離発着を行う。空中に離れていた機械が着陸すると、特許取得済みの高速充電プロセスが開始される。それはワイヤレスではなく接触式充電で、自動的に開始される。ドローンは約30分ほどすれば、再び空中に戻ることができる。すなわち1日のうち合計で6時間ほど滞空することができるということだ。

 

おそらくアパートの部屋よりも大きな建物やスペースの類を、検査もしくは保守しなければならない人なら、その空間に対する(保管棚から機械に至る様々なものへの)頻繁で高精度の情報取得に、価値を見出すことができるだろう。必要に応じてX平方フィート毎に1台のABIを投入する。それらはお互いのデータにアクセスし、それと同時に統合することができる。

 

ドローンが検査してカバーすることのできる頻度と詳細度は、保守作業が受け身なものではく、積極的なものになる可能性があることを意味する。実際に問題が起きた数日後ではなく、ドローンによる毎時間の検査によってパイプの錆(サビ)や機械の異変を検出することができる。また施設内に専門家がいない場合には、フル3Dマップと、ドローンに対する完全な操縦権を空調担当者(HVAC)もしくは組合代表に引き渡すことも可能だ。

 

VtrusのWebサイトでは、ABIの多くの実例を見ることができる。ここでは紹介し切れない数の例が置かれている。

 

Lenoff、Moreno、そして業界の専門知識を携えてきた第3の共同設立者Carlos Sanchezは、彼らの真の秘密ソースはソフトウェアだと説明する。ドローンそのものは、現時点ではそのまま使うものとして用意されているが、要求に応じてカスタマイズを行うことができる(もちろんベースはオリジナルの製品である)。

 

しかし、このソフトウェアは、リアルタイムでの高解像度3Dマッピングを行うだけでなく、それをストリーミングして記録するための手段なども、すべて特別に用意されたものだ。彼らはこれらのシステムを構築するための専門家も雇用している。6人のチームは既に大企業の風格だ。

 

現段階では全面的に自己資金で運営されており、チームは投資を求めている。しかしだからといって彼らの手が止まっているわけではない。彼らは既に大手企業と協業しており、「パイロットレス」プログラム(お分かりだろうか?)を運用している。チームは様々な施設を訪問し、システムの仕組みを示し、フィードバックと要望を収集している。彼らがすぐにでも大きな顧客を見つけることは確実だろう。

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現時点だと、自動運転や人工知能よりはずっと現実的かもしれません。

東京オリンピックの時に警備ドローンが大活躍するかも。

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