その蕎麦はロボットがつくりました[動画あり]

引用元:<https://robotstart.info/2020/03/17/ekisoba-robot.html>

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【速報】「駅そばロボット」が生そばを茹でる、洗う、締める!JR東小金井駅で人と協働する調理ロボットが稼働開始

 

駅にある立ち食いそば店や、そこで提供されるお蕎麦のことを「駅そば」と呼ぶ。中央線JR東小金井駅の構内にある駅そば店で、調理の一部を自動化する「駅そばロボット」がデビュー、実証実験がはじまった。JR東日本スタートアップと日本レストランエンタプライズ(NRE)が協力し、「調理ロボット」はコネクテッドロボティクスが開発した。

実証実験の期間は3月16日から4月15日まで。ひと月間、駅そばロボットが稼働し、安定した品質のお蕎麦をお客様に提供し続けることを目標に行われる。

 

ロボットは1時間あたり40食を提供する能力がある。店舗全体の約8時間分程度、従業員約1⼈分の作業量を代替する予定。

 

駅そばロボットが生そばを茹でる、洗う、締める

実証実験が行われるのは「そばいちnonowa東小金井店」。NREはJR東日本圏内に127店舗もの駅そば店を運営している。その中でも「そばいち」のメニューはお蕎麦類のみ、店内で茹で上げる本格「生そば」が特徴だ。実は駅そばの麺には「生麺」と「茹で麺」がある。「生麺」の美味しさは特筆すべきものがあるが、「茹で麺」に比べるとひと手間かかる。ロボットで自動化すれば、そのひと手間を惜しまず、上質のお蕎麦を来店客に提供できる。

 

赤羽や秋葉原、恵比寿など、8店舗を展開しているが、コネクテッドロボティクスのオフィスが東京農工大学 小金井キャンパス(東小金井)が近いことも考慮して、東小金井店で実証することになった。

 

 

調理ロボットに期待するのは自動化と安定した味品質

NREの日野社長はロボットを導入する目的として大きく2つある、と強調する。

「ひとつは人件費の削減。しかし、それ以前に最近の外食産業はスタッフを募集しても人員を確保すること自体が大変な状況になっている。自動化を推進しないと、今後も安定して駅そばを運営していくのが困難になることが予想されている」という。もうひとつは味の安定性。「茹でる、洗う、締めるという作業は単純だが、時間の正確性が求められ、お蕎麦の味を決める重要な工程。調理ロボットは決められた時間通りに作業するので、バラツキかない安定した味のお蕎麦を提供できると考えている」と語った。

 

将来は無人化を目指しているかと、報道陣の問いには「今回の自動化は茹でる、洗う、締めるの工程のみ。ほかにもおつゆを入れたりトッピングしたり、どんぶりを洗ったり、接客したりと、やらなければならないことはたくさんあるので、直ちに無人化を実現できるとは考えていない。自動化できることはさらに拡げていきたいが、まずはひと月間、安定して作業することが目標」とした。

 

開発期間は約3か月

駅そばロボットを開発したコネクテッドロボティクスは、たこ焼きロボット「Octo Chef」やソフトクリームロボット「レイタ」を開発した会社で、ハウステンボスやセブン&アイ・フードシステムズのイトーヨーカドー店舗内のフードコート「ポッポ」で実用化されている。今回、台湾のTechMan Robot製ロボットをベースに元にシステムを開発した。

 

ビジネスプランと企画で約3か月、ロボットの開発期間も約3か月で、約半年で駅そばロボットを作り上げた。接触センサーや圧力センサーなど、多くのセンサーを使っている。カメラ(ビジョン)は搭載しているものの、今回「作業自体は単純な動きなので、ビジョンはほぼ使っていない」という。

実際の店舗での実証実験なので、万が一のトラブル時には、すぐにロボットを畳んで、人だけでお蕎麦を作れる環境にすることも考慮して開発設計を行った。

 

柴田社長は「駅や駅構内は、とても多くの人が集まり、行き交う場所。新しい試みをたくさんの人に体験してもらう機会を提供できるし、それだけフィードバックも多い。スタートアップ企業にとってPoCの場所として最適」と語る。

 

同社が開発を先導してきたプロジェクトに「無人AI決済店舗」(無人のキヨスク売店/無人コンビニ)がある。2年前、大宮から始まり、赤羽でのPoCを経て、ついに無人AI決済店舗の1号店が高輪ゲートウェイ駅に3月23日から常設オープンする(TOUCH TO GO)。同様にたくさんのスタートアップのアイディアやサービスが今後の実用化に繋がることを期待したい。

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こう考えると、人間はかなり込み入った作業をスピーディーにやっていると実感しますね。

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